メンヘラヲタニートの自己満足雑記帳。

メンヘラヲタニートが自己満足に興味のあること、日々の生活について書くブログです。自己満足の延長線上で誰かが適当に楽しんでくれたらなと思っています。漫画やアニメの話題多め。

まんがタイムきららMAX2018年4月号 感想【ネタバレ注意】

 こんにちは、ぶちこです。
 バレンタインも過ぎ春の気配もだんだん感じられる頃ですが今月も元気に感想書いていきます。ところで皆さんはごちうさバレンタインを受け取りに行きましたか? ココシャロの限定ボイスが面白さと可愛さを兼ね備えた安定のクオリティで素晴らしかったです。冒頭のココアがツボでした。ちなみに初参戦でしたが合言葉は流れ作業って感じで恥ずかしくはなかったです。でも「ニコッ」の年は地獄だったんだろうなあ……。

 さて、まずは表紙ですが今月はごちうさからチノと翠凛、ティッピーが表紙を飾っていました。白のバンダナカチューシャに同じく白のニットワンピを三人お揃いで着ていて可愛いです、また凛さんと青山さんはそれぞれ白のヘアピンを左に、黒のヘアピンを右に付けていました。仲の良さを感じます。手元には凛さんがウインナーコーヒー、チノがホットチョコレート、青山さんがティッピー状のウインナーココアを持っていました。チノがちびちびとチョコを飲んでるのが可愛いですし、どれも美味しそうで身体が温まりそうです。チノの傍らには本(おそらく青山さんの作品)が置いてありチョコで温まりながら静かに読書をするのかなあ、なんて想像すると気持ちが和みます。

それでは漫画の感想に移ります。ちなみにタベモノガタリは休載です。

1.ご注文はうさぎですか? 

 扉絵はバレンタインチョコを作っている高校生組でした。特に目を引くのは四人の髪ですかね、ヘアアレンジがすごく素敵です。個人的にはココアの髪型がお気に入りです、三つ編みのアレンジ良き。それとお揃いのファー付きヘアゴム付けてるのも最高です。さらに四人の表情も豊かで可愛いです。
 今月はバレンタイン&リゼの誕生日回でした。ちょうど現実も二月なのでドンピシャリですね。やっぱり何ヶ月も前から被るように狙ってたんでしょうか。神(作者)のみぞ知るといったところですね。話に戻ります。バレンタインと同時に二月は受験の季節であり試験を目前にしたチマメ隊に手作りチョコを高校生組は振舞おうと計画します。チョコを作り始める高校生組とチノのやり取りから始まるのですがドアから顔を出し団子状に重なって話をするのが可愛いです、重さでみんな崩れるお約束も欠かせません。リゼ曰く「バレンタインは本来親愛なる人に感謝を伝える日なんだぞ?(って親父から聞いた)」ということでいつもお世話になってる皆に振舞うようです。でもティッピーはアカンて。その中でシャロは「でももう一つ大切なイベントが…」と言いかけますが「今はチョコに集中だ!」という言葉に遮られます。多分照れ隠しだと思います。チノはわいわいと話し込んでる四人を追い出して「……困ったお姉ちゃんたちです」と少し嬉しそうな表情で呟きます。微笑ましいです。あとポポロンパーカーを普段着にしてるのも可愛いです。さて四人はキッチンに移り本格的に作り始めるわけですがリゼはシャロの提案で味見係を引き受けることになりました。先生と言われて照れるリゼは特に可愛いですね。なんで私の小中学校にはこんな先生がいなかったんやろなって……。しかしリゼの指導はやはり厳しいです。というかコメントが熟練者のそれでした、食レポ上手そう。何度もイロモノなチョコの味見をするリゼは苦しそうにして「なんかもう素朴なチョコケーキが食べたい」と吐露しました。ココアのチョコの中にパンは笑いました、チョコレートフォンデュだったら美味しそうですけど。そして壮大なナレーションと共にコマをぶち抜いてチョコ作りに奮闘する四人の様子がかなりの躍動感で描かれていました。みんなの表情がチョコ作りをしているとは思えないもので笑いました、千夜とココアはゾンビなんかを相手に武器を持って戦ってそうな雰囲気出てます。ちなみにナレーターはタカヒロとドアの隙間から様子を見ていたティッピーでした。「でもキッチンは壊さないでね」という言葉から振り回される側の切実さが伝わってきて好きです。チョコ作りをする四人のもとにチノがホットチョコレートの差し入れに来ました。「それと…し…親愛なる人に感謝の日…ですし…」と頬を染めて言うチノにいいこと言うねー! と素直に感心して自分たちの言ったことを忘れるドジなお姉ちゃんたちが愛らしいです。チノにチョコ作りの進捗を聞かれてココ千夜シャロは自信なく言葉に詰まりますがリゼだけは「問題ない! 最強の息抜きになるスペシャルなチョコを楽しみにしていろ!」と強く断言しました。無邪気なところも多いリゼですが年長者なところもあって頼れるお姉ちゃん(あるいは先生)の風格がありますね。まさに長女です。
 そしてバレンタイン当日、ラビットハウスでチマメ隊と青山さんと凛さんにチョコを振舞います。皆が美味しそうにチョコを食べる様子を見て号泣するココ千夜シャロが良かったです。本当に苦労したんでしょうね。チマメ隊も本番に向けてパワーをもらえたことだと思います。そんな中でココアが今日はリゼの誕生日だと思い出しました。プレゼントの代わりに皆からあーんするようにチョコを差し出しますがリゼは困った様子で先に上がるとその場から更衣室へ逃げ出します。

「話題そらしてたのに みんな忙しい時にこんな事にまで気を遣わせられるか」

「(いつも通り そういう誕生日でいいん…)」\ガチャ/

 ロッカーを開けると、そこにはチョコケーキとプレゼントが。

「…やられた」

 予想だにしなかったサプライズにリゼはへたりと腰を抜かしてしまいます。見てるこっちも思わず息を呑んでしまいました。気がつくとドアの向こうから顔を出す皆の姿が。完璧なサプライズですね。嬉しさのあまり目に涙を浮かべるリゼが最高でした。今月はここで終わりです。笑いどころが多い上にラストであっと言わせる話の構成に感嘆しました。素晴らしかったです。おそらく来月か再来月にはもう高校受験の話ですかね。余談ですがTwitterでリゼが卒業したら高校生組をなんて呼べばいいんだ→お姉ちゃん組でいいじゃんという旨のツイートを見かけました。これからは私もそう呼ぼうかな。

2.きんいろモザイク

 扉絵は水着姿のしのアリでした。ハイビスカスの花飾りがキュートですね。あとしのの笑顔が眩しいです。
 今回は前回に引き続き合宿編で、別荘を賭けてミニゲームや問題を解きながらゴールを目指すレースが始まるところから再開します。最初の種目はビーチフラッグ、取った人が問題の解答権を得られるルールです。選手はカレン・綾・アリスの三人です。カレンが選出された理由は穂乃花がカレンの勇姿をカメラに収めたいからだそうです、いつもの穂乃花ですね。三人とも砂に足を取られて苦戦しますが穂乃花は横で走りつつ嬉々としてカメラを回していました、恐るべし。そしてカレンがフラッグを取り問題が出題されますがその内容は「ガードレールの端の丸い部分の名前は?」で思いっきり雑学でした。さらにカレンは袖ビーム!」と迷いなく解答し正解します。なんで知ってるんだ……。二回戦は陽子・香奈の勝負で体力自慢の陽子がフラッグを取りました。課された問題は「期末テストの復習問題」でした、この格差に笑いました。海辺に学習机はグランドの真ん中に学習机と似た匂いを感じます。そんな感じで陽子が苦戦してる間に問題に正解したアリスと香奈は先頭を追って走ります。頑張ろうね!と言うアリスの浄化されるような笑顔に香奈は例のごとく好きな女児アニメの主人公とアリスを重ねて「あ~ 何だか今まじょっ子すぱーくるの使い魔になった気分」と凄まじく緩んだ笑顔でスキップしてるのがツボでした。常識人枠がボケに回るほど面白いことはないですね。お次はスイカ割り。カレンが苦戦してるのを見て自らを犠牲にしてスイカを割らせようとするしのの勇姿は涙なしには見られませんでしたね(適当)。一方アリスと香奈は難問クロスワードを出題されます。アリスの得意分野らしくガンガン解いていくのですが何かしなきゃと考えた香奈が血迷ったんか「パ…パチパチ~!」と使い魔の鳴き真似で応援し始めました。まさか香奈の顔芸を見る時が来るとは思わなかったよ、ある意味今月のベストシーンだと思います。他のチームもトンデモ競技を突破していきレースも佳境を迎えたところでアリスや綾が力尽きます、他の皆も疲れ果てた様子です。するとしのが「アリスだけでもゴールさせたいですっ みんな力を貸して下さい!!」と言ってバケツリレーのように皆でアリスを運び単独ゴールさせました。こまけえこたぁいいんだよ! しかし野宿というのはキャンプのことだったらしく別荘で過ごす権利を得たアリスも盛り上がってるのを羨ましがって先生たち以外の皆は結局キャンプすることに。これがゆるキャンですか?みんなでカレーを作り楽しく食事を楽しむ中で綾が「まあ楽しんだけで 知識が身についたって感じはしないけど」と言うと「知識にはならなかったかもしれないけど いい思い出にはなったよ」と穂乃花が返しました。全然ダメじゃない! とつっこむ綾にしのは「綾ちゃん…ダメなんかじゃありませんよ 私はこのレースでみんなと協力したり競ったり 一人で頑張ってるわけではないんだって感じました きっと受験も同じです…そう思いませんか?」と素晴らしいことを言います。これには綾も感激して涙を浮かべます。寝言じゃなければ完璧でしたね。最後は別荘で過ごす先生たちの様子を描いて終わりです。色々ブッ飛んでて面白かったです。MVPは香奈です。合宿はまだ続くんですかね? 分かりませんが次回も楽しみです。

3.こみっくがーるず 

 

 扉絵はかおつばでした。夏らしい服装をした二人は清涼感いっぱいです。活き活きとした表情のかおすも非常に可愛いです。しかし何より凄いのは配色だと思います。美術の知識に乏しいので理屈は分かりませんが、かなり引き込まれました。あとは翼のおっ○いがボーイッシュさのギャップもあってエロかったです。
 今回は夏コミにかおすwith翼が参戦するお話でした。当初はソロで参戦するつもりだったかおすでしたが夏コミは祭だ、戦だというフレーズに反応した翼も何故か一緒に行くことに。いざ会場に着くと翼は珍しく周りの熱気に気圧されてしまいます。コミケは行ったことないので分かりませんが辛いんでしょうねホント。反対にかおすはオタクの祭典ということもあり普段とは打って変わって勇ましくなっています。この逆転現象嫌いじゃないです。翼は全部買うなら手分けして(かおすの)欲しいものを買った方がいいよね? と提案しますが、かおすは自分の趣向を知られたり暗黒勇者の同人を見つけられたりなど色んなリスクを考慮して一緒に回ることにします。が、いくつもの困難が二人を襲います。まず主に自分で作った本を売るイベントだと知った翼は陳列されてる作品を見ますが文量と価格設定に驚愕して「え 薄… 高…」NGワードを連発し、かおすは焦って「つばばばっ」と翼の口を抑えます。今まで商業漫画しか目にすることのなかった翼はこれはおかしいと主張しますが、かおすの「ぜんぜんおかしくないです!! 自分で本を作るのってお金かかるんです!! デザインも紙にもこだわってくださってます!! 何より内容に価値がある!! この一冊で人生までかがやくかもしれない!! みんな明日を生き抜くために必要な一冊なんです!!」という熱弁により翼は考えを変えるどころか「…その通りだ…!! むしろ本屋さんの本が安すぎてこわい… まんがの価値…思い出させてくれる場所…」と言って泣きました。めっちゃ感性豊かだなあ。あとすごくいい言葉。目当ての同人誌を買えたり買えなかったりで一喜一憂した後、ゆっくりサークルを見て回っていると可愛い売り子さんがかおすの目に入ります。よく見ると売り子さんは虹野先生でした。かおすeyeすごい。これには先生も苦笑い。かおすにサークル主である友達の代理だと説明しますが、タイミング悪くそのサークル主が先生に頼まれていた暗黒勇者の本を買って戻ってきてしまいました。加えて生徒の前でハンネ(nijiko)で呼ばれるのは辛い。さらに一番上にあったのは「ねこみみブラックきゅん飼いたい!!」というアカン作品でした。少年漫画の作者が自作のキャラのBLを見せられるのに近い気分なんですかねこれ。案の定それを訝しんだ翼はその内容を追究しようとしますが慌てたかおすが「つ つ つばささん!! まんがって…あの…自由でいいですよねっ」と苦し紛れに言うと「……!! 自由…そうだ… 良いまんがに出会った瞬間自分の中にも自由な世界がうまれる…私もそうだった……!! この人もきっと…」と感動していました。翼さん、それっぽいこと言うと勝手にすごく感動してくれる…と、かおすは呆然としていましたが私は他人の言葉を積極的に解釈して自分のものにするのってかなり大事だと思います。まあ相手の意図をしっかり理解しないといけない時もたくさんあるのでケースバイケースですけど。最後に二人はコスプレを見に行きました。最初にレイヤーじゃなくて熱心に被写体を撮るカメコに注目する翼はやはり独特です。かおすは人気のレイヤーさんを見つけます。好きだけど恐れ多くて近づけないと興奮で息を荒くしていると幸運にもかおすに気づいたレイヤーさんが近づいてきてくれました。尊さでかおすは息絶えそうになりますが翼の計らいでツーショットを撮れました。翌日、皆でコミケに行った話をしている脇で二日目に行こうとしているかおすを翼が引き止めようとするオチで終わりです。話はギャグだけど名言連発で面白かったです。

4.どうして私が美術科に!?

 扉絵は深いところに逆さまで沈んでいくすいにゃん先輩がもう一人の自分を見つめている絵でした。これは普段の明るくてひょうきんな先輩と控えめで繊細な先輩の二面性を表現しているのでしょう。すいにゃん先輩が自分と向き合おうとしていることが伝わってきて感慨深いです。
 さて今回は前回すいにゃん先輩が雑誌の新人賞で最優秀賞を取れなかった話の続きです。その結果にショックを受けた先輩は翌日、授業にも出席せずだるまの中に引きこもってしまいます。どうにか元気になってもらうために桃音たちは先輩を励まします。コンビニ限定プリンに反応する先輩可愛い。でも落ち込んでいることは変わらず周りに迷惑をかけていることを自覚して自己嫌悪に陥っています。こういう感情、痛いほど分かるので見てて辛いです。話が行き詰まっていると白雪先生が教室の前を通りがかりました。地味に蒼に合わせて「よっすですわ♡」って返してるのがジワジワきます。そこで蒼が納得のいかない評価を受けたらどうするかと先生に尋ねると「『この人は別の世界の人なんですわね♡』って思いますわ」と答えました。私はある程度の基準はあっても芸術に絶対的なものはないと思います。だからこそ他人の意見に振り回されすぎず価値観の相違は割り切らないといけないということだとこのセリフを解釈しました。私も似たような考えなので共感できます。白雪先生はさらにアート系デザイン系というワードを出します。先生(偏見含む)曰くアート系の人は精神論寄りでデザイン系の人は唯物論寄りの考えの人が多いらしいです(意味合い的には精神論のところは唯心論の方が正しいと思います)。最後に「でも最後に信じるべきなのは自分自身の気持ちだと思いますわ」と言い残して先生は立ち去ります。蒼は先輩の漫画の批評を読んでいると主人公が最高って書いてあると報告し、黄奈子はそれをネタに「最高の主人公をつくり出せるのに自分は主人公になれないなんて…」と憐れみます。先輩は「そんなの分かってるお! すいは…すいは主人公になれないことがいやなんじゃなくて!」と反発した時、やっと自分で引き出せなかった本音に気づき始めます。他方で桃音たちはある重大なことに気づいて大喜びします。それが明かされる前に場面が変わり玄恵先生と白雪先生の会話に移ります。すいにゃん先輩のことが話題に上がっており白雪先生はアートとデザインの違いを玄恵先生に問います。「…アートは自分のためのもの デザインは他人のためのもの という感じですかね」と返すと白雪先生もそれに同意します。そしてもう一つ、漫画はどちらだと思います?と玄恵先生に尋ねると答えに迷い考え込んでしまいました。ちなみに私は趣味の領域ならアート、利益が絡んでくるとデザインだと素人ながら思います。白雪先生は「美術として見る漫画というものと常に揺れ動く高校生の心…曖昧な感じが似てると思いませんこと?」 と語りました。玄恵先生の言う通り、白雪先生はアート系の人間ですね。
 場面が戻り美術X室。すいにゃん先輩は最優秀賞の該当作品がなく優秀賞である自分の作品がトップでデビューが決まったことを桃音から知らされます。衝撃の事実に驚きを隠せずにいると先輩のスマホに着信が。相手は先輩のお母さんでした。内容は漫画家のデビューのお祝いの電話です。先輩自身は漫画を描いていることを隠していたつもりだったけど、お母さんは全部知っていたらしいです。母親の言葉に涙を浮かべる先輩がとても愛おしいです。そのやり取りを通して先輩はついに自分の本音に気づきました。

「(そっか すいは自分が主人公になれないことより 期待を
   
裏切るような結果しか出せないことが苦しかったんだ)」

「(しかもそれも自意識過剰で 裏切ったなんてと思ってたのはすいだけだったんだ)」

「(たくさんのおめでとうを無視しちゃってたんだな…)」

 先輩はそんな思いを巡らせます。他人の賞賛って自分で自分を受け入れられてない、好きになれてないと素直に受け取れないですよね、似た苦しみを味わった経験があるので読んでて泣きそうでした。そして先輩はこう考えました。

「(あーなんか思っていたよりさみしいことをしてしまっていたみたいだお)」

「(こんなバカな自分でも こう言ってくれる人たちがいるなら)」

「(すいは主人公なんかじゃなくてもいい)」

 先輩の手を皆で取ってだるまから引き上げるシーンに強く心を動かされました。こういう友情を通して穏やかな日常の中でキャラが成長していくのが日常系の醍醐味の一つだと思います。まあそのまま反対側に投げられるんですけどね。でもオチが付くのはすいにゃん先輩らしいと思います。先輩が立ち直ったところで気がつけば五限目が鳴っていて玄恵先生に五人が軽く叱られて今回は終わりです。
 テーマや先輩の気持ちなど共感できるところが多く、すごく泣けた回でした。素晴らしかったです。ありがとう。

5.その他感想

前回は読み切りやゲストだけだったのですがレギュラー連載もいくつか扱うことにしました。レギュラー連載の先生方の名前と扉絵の感想は省略しますがご了承ください。よろしくお願いします。

1.彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと

 今回はかりんに片思いしている友達のトラちゃんという新キャラが登場しました。かりんは学校では大人しいキャラを演じているのでトラちゃんは面白い立ち位置にいるなと思いました。やんちゃ少年みたいな風貌だけど方言で喋ったりコロコロ表情変わるのが元気で可愛いです。兄である七瀬にライバル心を燃やすトラちゃんですが、ついに七瀬が女だとバレてしまいます。トラちゃんはかりんに不信感を募らせますが、かりんは覚悟を決めて全てを打ち明けます。それを聞いたトラちゃんはなんと面白いと好感触でした。七瀬にさん付けするようになり態度も和らいだのですが自分が七瀬の代わりにかりんの兄役をやると宣言。意外な展開で次回に続きます。トラちゃんにはぜひ作品に刺激を与えてもっと面白くしてほしいです。

2.ぼっち・ざ・ろっく!

 はまじあき先生のゲスト連載第三話です。言及する気はなかったのですが扉絵にツッコミどころが多すぎるので簡単に。何故か三人とも作務衣姿でぼっちちゃんだけ桶に入り虹夏ちゃんとリョウさんは両脇に立ってやかんを持っていました。うーん、ロックですね(思考放棄)。さて本編ですが今回はバンドを結成した三人がライブハウスに集まって今後のことを話し合うという内容でした。冒頭からキャラが「仲良くないから何話せばいいか分かんない…」とぶっちゃける作品なかなかありません。でも正直に色々話せる関係の方が変にギクシャクしないと思うので良いと思います。
 話の内容は長寿バラエティ番組でお馴染みのあのサイコロで決めることになりました。いろんな話をするのですが、ぼっちちゃんがコンプ爆発だったのが面白かったです。ロックは負け犬が歌うものじゃないけど負け犬が歌うロックは熱いですよね。暴走しがちなぼっちちゃんと天然なリョウさんをまとめる虹夏ちゃんは苦労人だと思います。
 それとボーカルが逃げていないらしいですが四人目として誰か加入しますよね多分。逃げた子が戻ってくる可能性もあるかも? またメンバーが揃って曲を作るようになったら作曲がリョウさんで作詞がぼっちちゃんになる予定っぽいです。sの時はロックな詞を聞かせてほしいです。
 最後はノルマのお話でしたがチケットを捌けないと自腹になるようで集客とライブ費用について話していました。現実の友達がいないぼっちちゃんですがイマジナリーフレンドはたくさんいるらしいです、すごい。人間国宝って煽ててたのは笑いました。で、費用を稼ぐためにぼっちちゃんもライブハウスでバイトをすることになりました。これが彼女の成長の糧になればいいなと思います。ぼっちちゃん、宝くじで一儲けは無理だよ。書き忘れてましたがぼっち・ざ・ろっく! は来月から本連載だそうです。めっちゃ嬉しい。

3.しろいぬシンドローム

 しらたま先生の短期連載第二話です。今回はしろが学校に行くお話です。全体的にしろの犬っぽい可愛さがよく出ていて良かったです。それと友達のりんとさちこも良い子そうで何よりです。耳としっぽを外で出してしまうというトラブルに見舞われましたが特例ということで学校にはそのまま通わせてもらえるようになりました。優しさに溢れる絵と内容で良かったです。しらたま先生には本連載してほしいなあ。

4.わたしたち遊んでます。

 六九先生のゲスト連載後編です。先日の騒動で百合カップルトリオという噂が立ってしまい、それを払拭するために男子と遊んでる写真を撮ってSNSで拡散しようというお話でした。くだらないけど面白いです。素人は黙っとれの顔は笑いました。鉄腕DASHの素材は面白いのが多くて好きです。どうにかノンケであることを証明するために奮闘する三人(主に二人)ですが、通りすがりの男性に悠に三万円で写真を撮らせてしまったせいでネットに写真が拡散され炎上し最悪の状況に。開き直った悠以外の二人は三万円で寿司を食いに行くところで終わりです。雑なところは多い気がしますが笑えたので良かったです。 

5.本日私は炎上しました

 初登場のどげざ先生のゲスト連載第一話です。作中用語で行くのは面倒なのでユーチューブで統一します。炎上系JKユーチューバーが主人公なんですけど流行りとはいえテーマがイロモノ過ぎやしませんかね。それとカナエルってラ○○エルと同じ系統の名前じゃないですかやだもー! あと地味に一コマ目は海賊王リスペクトな気がします。
 肝心の内容ですが主人公は炎上ネタで数字を稼ごうとする現実にいたらヤベーやつなんですがフィクションなので多少は緩和されてると思います。というか炎上ネタやりすぎたら広告止められそうですね。主人公の他に主人公の動画編集をする子とアイドル系ユーチューバーの二人が出てきますが、アイドルの子は大物ユーチューバーであるキタピンの厄介な大ファンで主人公に負けず劣らずアクが強いです。全体的に尖りすぎてて受けない作品かな、という印象が強かったです。乱雑でごめんなさい。

6.のけもの少女同盟 

 今回はもも先生の高校時代にまつわるお話でした。先生は友達いるんですか? というすずめの質問から先生は高校時代の親友だった土屋さん、つっちんのお話をしました。つっちんは今に繋がるいろんな影響を先生に与えたりと仲睦まじかったようです。その話をした後、なんと先生の元につっちんから結婚の報告が届きます。それでヤケになった先生はコンビニの前で買った缶ビールを煽っていたのですが、偶然通りがかった吹沢先生に保護され吹沢先生の家に連行されました。それで事情を聞きながら一緒に酒を飲み始めました。すると悪酔いしたのか二人とも暴走気味になりハメを外して朝を迎えました。互いに恥ずかしい思いをして解散するのですが吹沢先生はひっそりもも先生のコスプレ姿を保存していました。ドルヲタという吹沢先生の意外な一面が判明した回でした。

7.ひみつトリニティ

 初登場の森永ミキ先生の読み切りです。主人公の三人の秘密を語るお話なのですがシンプルで分かりやすく小ネタも多くて面白かったです。先生ガチ恋、男の娘、アイドルとそこそこブッ飛んだのが集まってたのが良かったです。あと現代文の先生の字の汚さは卑怯でした。他教科ならともかく現代文であれはやばいって……。それと絵柄が大人っぽく頭身も高いように思えました。次回作が楽しみになる読み切りでした。

 

8.メスネコ輪廻

 ゆうひ先生のゲスト連載第二話です。元オス猫で女の子に転生したゆきと妹になったひざしが一緒に出かけるお話でした。濃厚な百合(精神的にはNL)が展開されますが特筆すべき点はフェチズムをくすぐる描写で特にゆきが尻尾を触られてタジタジになるところや下着に尻尾を収納してもらって恥ずかしがってるところで悶えました。後者は本当にやばかったです。元猫という設定がよく活かされていて面白くて可愛い話でした。個人的に結構好きなので連載になってほしいです。そしてゆきの恋が成就する瞬間を見届けたいです。

 

まんがタイムきららMAX 2018年 04 月号 [雑誌]

まんがタイムきららMAX 2018年 04 月号 [雑誌]

 

 

ソマリと森の神様1巻を読んで考えたこと ―ファンタジーにおける種族の重要性―

 こんにちは、ぶちこです。
 今回は「ソマリと森の神様」という漫画の1巻を読んで考えたことを話したいと思います。私は今日家族と少し出かけてきまして、その時に本屋でこれを偶然手に取り表紙に惹かれて購入しました。ファンタジーに弱いんですよホント。
 そしてワクワクして読み始めたのですが結論から言うと私には合いませんでした。パッと見は何だか私の好みであるハイファンタジー的な印象を受けました。しかし読んでる最中に世界観に違和感を覚えてならなかったので、読後に自分の知っているファンタジー作品と照らし合わせながら違和感の正体を考えてみました。厳密な考察ではなく、解説する私の知識が浅いところもあるのでそれを理解した上で読んでくださると嬉しいです。

・異形という種族のあやふやさ

私が感じた違和感の正体はまさにこれでした。それでは詳しく話していきます。

 地上は異類異形の人外たちが支配する世界。 人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。 そんなある日、森の番人である「ゴーレム」と ひとりの人間の少女が出会う。 滅びゆく種族「人間」と森の番人「ゴーレム」の 父娘の絆を綴った旅の記録。

ソマリと森の神様|WEBコミック ぜにょん

 あらすじからも分かるように話の主題は人間が他の種族によって迫害されている時代にゴーレムが自分の管理する森で出会った少女を両親に会わせるために旅をすることです。それに関して二人の関係性が深まっていく様子がよく描かれていると思います。加えて一巻では断片的にしか描かれない"森""守り人"のことについても後々言及してくれるのでしょう。しかし私が気になったのは人間以外の種族のことです。1巻時点で登場したのは異形魔女の三つです。私はこれらの種族の設定が雑だと感じました。

 まずは異形について話します。異形は1巻では主に1話で登場しました。彼らはその名の通り人間とは異なる形をした知的生物です。異形というのは多分人間側が名付けたものであり実際には作中に出た"牛角(ミノタウロス)"などそれぞれに種族名が付いていると思われます。しかし名前はあっても作中で異形間の差別化が見た目以外に成されていないように感じました。どうも取って付けたような感じが拭えないのです。ただ人間と異形の対立構造を描きたいのであれば無駄に種族を増やす必要はありません。例として週刊少年ジャンプで連載されている約束のネバーランドでは人間が自分たちを捕食する鬼という種族と敵対しています。この構図はこの作品における現在の人間と異形の関係に類似しているので同じようなことをしたいのであれば異形を複数の種族に分ける必要はないわけです。それでもわざわざ多様な種族を登場させているということは何らかの意味があってしかるべきです。ですが先程も言ったように種族間に見た目以外の差異は見受けられません。たくさんの種族がいればその数だけ文化があると思うのですが、1巻の時点で語られないだけならまだしも片鱗を感じることすらできないのです。その異形たちの文化の画一的な様は正直気持ち悪いです。デザインや画風がいいだけに非常に残念です。

 そして魔女についてですが、彼らは異形と違い独立した種族として作中で扱われています。どちらも読み手がイメージをしやすい存在なので世界観の幅を広げるために登場させるというのは良いと思います。しかしこの二者の存在には問題があります。人間、異形との差別化とその存在意義です。彼らは一見すると魅力的な種族ですが主題である人間と異形とはどういった関係であるか登場時点では全く語られません。現時点で語られないだけならいいのですが、ここで異形の存在がネックになります。もし異形の種族間の差別化が行われていれば自然な流れとして鬼や魔女も異形の一種だと受け入れることができるでしょう。ですが1話における異形の扱いに加えて3話で老人から語られる人間と異形の確執を始めとした世界観の描写によって既に鬼や魔女といった他種族がこの世界に入る余地はなくなっています。その結果、鬼や魔女はこの世界から存在が浮いてしまい作品に返って悪影響を与えてしまっているのです。

 今話したこの種族に関する設定の雑さがこの作品の最大の欠陥でしょう。ファンタジーは思わず惹かれるような幻想的な景観(小説なら表紙や挿絵かな?)も魅力ですが一番の醍醐味はそこに生きる人々(生き物)の営みを追体験出来ることだと思います。それを支える設定があやふやだと全て台無しです。別に幻想的な景観を書きたいなら一枚の絵でもいいわけですから。

 現在4巻まで出ているようですが続きを買うことはないと思います。絵は素敵なので頑張ってほしいです。お読みいただきありがとうございました、おわり。

まんがタイムきららMAX2018年3月号 感想【ネタバレ注意】

 こんにちは、ぶちこです。
 かなり遅れましたが今月もきららMAXの感想書いていきたいと思います。ところで今期はきらら枠でゆるキャン△スロウスタートが放送されてますが私はどちらかと言うとゆるキャンにハマってます。私の中では冬アニメ上位に入りそうです。スロウスタートは絵柄の割に設定が少し重いのが良くも悪くも視聴者を選びそうですね。どちらも別雑誌の作品なのでこの辺りで話を切り上げて本題に入ります。
 今月は春にアニメを控えたこみっくがーるずが表紙でした。かおすと小夢が身支度をしている様子が描かれています。全体的にめっちゃガーリーです。小夢にマフラーを巻いてもらっているかおす先生が小柄さも相まってお人形さんみたいです。ツインテ可愛い。ちなみに今月のお話では二人とも脇役ですね。アニメも今から楽しみです。

それでは漫画の感想の方に移ります。

1.こみっくがーるず

 扉絵はキャミワンピ姿の琉姫と美姫でした。手に持ってるのは牡丹の花でしょうか。花言葉は「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」らしいですが二人に当てはめるなら恥じらいが妥当だと思います。二人のどこかアンニュイな表情もあって切なくも美しいです。
 今月はいろんな理由ですれ違いの生じていた琉姫と美姫が和解するお話でした。前回の琉姫と翼の回想が終わり舞台は現在に。翼は暗い表情で自分を寮に入れるために琉姫はTL漫画家になったと語りますがシスコンな美姫は翼に嫉妬して話を受け入れられません。お姉ちゃんは私よりも翼さんの方が大事なんですよ! と投げやりな発言をしますがハッキリと翼はそれを否定します。

「るっきーの『自分より人のため』って性格を作ったのは 美姫 美姫だよ」

これはずっと琉姫の傍にいた翼だからこそ言える言葉でしょう。親友だから琉姫が美姫をとても大事にしていることがよく分かっていたのだと思います。その言葉を受けた美姫は幼い頃を思い出しながら自分の思い違いだったのかもという様子で返事を濁らせます。とりあえず話を中断して皆で漫画をやめると寮を飛び出した琉姫を追って文芳社に向かいます。文芳社では琉姫が担当さんに話を切り出そうとしていました。なかなか言い出せずにいると担当さんはここぞとばかりに琉姫に寄せられたファンレターを取り出して読み上げます。このタイミングでこんなことをする辺り雰囲気に違わずやり手の担当さんだと思います。読者を裏切ってしまうと苦悩しながらも自分のことを投げ打って美姫を選ぼうとする琉姫は(漫画家をやめるという行為はともかく)妹思いのいいお姉ちゃんですね。やっとの思いで迷いを断ち切って話をしようとしたところに美姫たちがやってきます。昂るあまり大声で「えっちなまんが 描いてていいよぉ!!」と言う美姫に「あばーーーっ」と取り乱す琉姫が面白いです。かおすもついでに「あば」と言ってるのもジワジワきます。あばば。
 泣きじゃくる美姫を連れてひとまず一同は外に出ます。そこで美姫はいきなりのことに戸惑う琉姫にホントは翼や知らない世界に嫉妬して琉姫に八つ当たりしていたことを打ち明けます。美姫が泣きながらお姉ちゃんの胸に飛び込むところは素晴らしいのですが問題は横でその様子を拝んでるかおす先生、あなただよ! 筋金入りのオタクですよホント、そんなところが大好きです。感動の和解を果たす二人を拝みながらオタク特有の感想を心の中で述べるかおすのインパクトが凄かったです。仲直りしたものの翼と良い雰囲気に琉姫にヤキモチを焼く美姫が可愛いです。つばるきみきの三角関係に悶える。今まで通りでいいんだと安堵する琉姫に翼が描きたくない漫画を描き続けてもいいの? と尋ねると「そんなことより つーちゃんやみんなと一緒がいい!!」
と断言。もちろんこれが本音なんでしょうけど琉姫の葛藤を見るに自分が楽しむというより皆に楽しんでもらうことを第一に考えてるのもあるんだろうなあと思いました。自分より人のためってのは危うさもありますが良い信条だと思います。
 一段落着いたところで美姫は女体の描き方を琉姫に教えてもらっていました。微笑ましい光景で小夢の言うようにエッチさについて教えてるとは思いませんね。こうして色気のある女体の描き方のコツを得た美姫は一歩前進することができました。一方かおすはというと姉妹愛が眩しすぎて絵に出来なかったとのこと。実にかおす先生らしいですけど成長してもいいんですよ?

2.きんいろモザイク

 扉絵は水兵服姿の陽綾カレでした。大好きな組み合わせなので実に俺得で嬉しいです。
 今回は待ちに待った合宿のお話です。修学旅行ぐらいの長さだと思うので三話くらい続くと予想しています。メインキャラ勢ぞろいということでギャグ色の強い回となっています、ぶっちゃけどこを取っても面白いので細かい部分は割愛します。最近は特定のキャラに焦点を当てるお話が少ないのが個人的には寂しいです。あと要点をまとめにくい内容なので他よりもざっくりと感想を書いていきます。
 まず一同は九条家の自家用ジェットで別荘のある南の島に向かいました。主催者のカレンがよく目立つこともあって穂乃花のリアクションと飛行機が苦手な綾のリアクションが面白かったです。島に到着するとそこには烏丸先生と久世橋先生の姿がありました。どうやら先生二人も合宿に誘われたようです。ジャージを着ていないと認識されない烏丸先生の扱いが割と好きです。メインキャラが勢揃いしたところでカレンの指示で水着に着替えます。穂乃花と陽子はおっきいなあ……。そこで最初は3チームに分かれて知力と体力を使うレースをすることに。ゴールは別荘で一番にならないと野宿になるそうです(八割がた嘘)。何かこう聞くとバラエティの企画みたいですね。期末テストの成績で自虐を挟む陽子がちょっと可愛いです。久世橋先生作のくじによってチーム分けは①カレン・忍・穂乃花②陽子・綾③アリス・香奈に決まりました。香奈→アリスの絡みが個人的にとても好きなので期待が高まります。チーム分けが決まりレースがスタートしたところで今回は終わりです。

3.タベモノガタリ 

 扉絵はメイド服の京です。ウエイトレスがクラシカルなメイド服を着て接客してるカフェというのはレトロな趣を感じます。今回は京の掘り下げ(兄登場)とサンドイッチのお話でした。プリン回で鼻からカラメルをやらかしたみかんの姉ももこがまたまたやらかすのですがそこがまた一番の見所かなと思います。というかインパクトが凄いんですよねえ。それでは内容の方を見ていきます。
 ある休日、みかんとサラは京の家を訪れました。京の家は喫茶店なのですが休日の午前中は京がメイド姿で手伝いをしているらしく、みかんはそれをサラに見せるために敢えて約束の時間からズラして行きました。案の定という感じで京はバイトの真っ最中で想定外のことに面食らってましたね。普段がサバサバした感じなのでギャップがすごいです。近所の珍百景と言うだけあると思います。サラがメイド服よりポニテに驚くところが古典的な(天然)ボケですがクスッときました。その三人のところにルー大柴ライクな喋り方をするメガネの青年が。みかんにジョニーと呼ばれるこの青年は京の兄である丈太郎でした。オールバックにバンダナを巻いた如何にも陽気な人で本人はジョニー(丈太郎兄ちゃんの略)と呼んでほしいとのことですが妹には太郎かデコ2号でいいと軽くあしらわれていました。悲しいかな兄の扱い。手伝いを終えて着替えてきた京が戻ってくると、二人は丈太郎がご馳走すると言ったサンドイッチの完成待ちをしていました。京が来て間もなくサンドイッチが出てくるですが運んできたのはデコ1号ももこでした。丈太郎がももこに三人が店にいると伝えたようです。ちなみに丈太郎とももこは同級生だそうです。サンドイッチがテーブルに来たということで本題の食べ型議論に。サンドイッチの具はそれぞれツナマヨ、タマゴ、ハムチーズで最初にどれから食べるかという話から始まります、みかんはハムチーズが最初でサラがハムチーズが最後だそうです。個人的にはツナマヨ→タマゴ→ハムチーズで食べるかなあ。議論を交わす二人をめんどくせえと二人を睨む京にみかんがランドルト環の表(視力検査のアレ)を取り出そうとしたのがシュールな笑いどころでした。どっから取り出したんだホント。食べる順の次は三角形のどこから食べるかという話でした。縦食べと辺食べ、前者はまだ普通だけど後者は子供っぽい感じがします。家にいる時に気まぐれでこういう食べ方しそう。京は横に持って端から食べるべきだろと主張しますが、みかんに人生つまらなそうと茶化されます。サラも何でも試してみないとつまらないよとみかんと同じ意見でした。こんな小さい話だって人生は一度きりなんだからなんて言葉が出てくるとは思いませんでしたけどね。でも何気ないところに大切なことが隠れているのかもしれないとも思いました。話が盛り上がってる三人を遠目から見る丈太郎とももこに視点が移ります。丈太郎は京の様子を見て何も話してくれないから心配だったけど新しい友達も出来て高校生活は楽しそうで安心したとももこに言いました。良い兄貴やなあ。しかしももこに学校で太郎くんのこと口にしないし単に疎まれてるだけだと思うと辛辣なことを言われてました。兄が妹に疎まれるのは宿命なんでしょうか。さて話は高校生三人に戻ります。みかんはツナマヨとタマゴのどちらを先に食べるかにかなり悩んでいました。そこに食べ型界の異端児ももこがとっておきの食べ型で悩みを解決してあげると提案します。姉に疑いを向けながらも渋々任せることに。ももこはなんと具をドッキングさせてツナマヨタマゴサンドにしてしまうという食べ型を披露しました。しかしパンが2枚余るという痛恨のミスをしてしまいます。さすが期待を裏切らないですね。苦し紛れにパンを2枚合わせてエアサンドというジョークをかましてみかんにガチギレされてるところが最高でした。青筋立てて目を剥き出しにしてる絵面が面白かったです。サラのフォローにちゃっかり乗る姉すごく好きです。仕方なくみかんはツナマヨタマゴサンドを食べるのですがツナマヨの味しかせず結果的に締めのタマゴサンドが消えてしまっただけでした。イリュージョンじゃなくて詐欺だろって下りいいですね。最後は師匠の後押しもあってエアサンドを食べるも残念な表情を見せて今回は終わりです。

4.ご注文はうさぎですか?

扉絵はパーカー姿のチマメ隊でした。三人と兎の組み合わせはいつも通りです。髪型は皆二つ結びなんですがマヤのちょこんとした二つ結びがめっちゃ好みです。今回はチマメ隊の三人が中学の思い出を残すために動画を撮るというお話でした。そしてなんと今回は2期EDのときめきポポロンのダンスが漫画に逆輸入されました。内容も良かったけど一番の目玉は間違いなくこれでしたね。あのEDの中毒性は凄かった。ということで内容に移ります。
 受験も差し迫ったある日の放課後、チノとメグが勉強しているとその様子をマヤがスマホで撮影していました。マヤがいつも通りにしててと言うので逆にふざける二人ですが撮っていたのは特待生試験に使うPR動画(大嘘)でした。それよりチノメグのふざけ方可愛いなオイ。メグが嘘に気づくまでノリノリでポーズを取ってた二人がすごく可愛いです。撮るより撮られたい方のマヤさんが珍しいです、とチノに指摘されると照れ隠しにはぐらかすマヤでしたが、ここぞとばかりに二人に本音を当てられてるのが面白いです。まあ顔に出てるし仕方ないよね。そんな流れで帰り道にお互いをスマホのカメラで写真を撮り合うのですが三人のちょっとした変化に思い出を感じて何とも感慨深いです。そこにココアと千夜が現れます。奇遇なことに二人も思い出のためにハンディカメラでお互いの日常を動画として記録していました、編集・加工してPVにするらしいです。ココ千夜のボケコンビは安心感ありますね。ココアの何気ない提案でチマメ隊を撮影することになるのですが三人の意図から外れてPVのようなものを撮ることに。まずココアの意見「あの橋の上で踊ってみようか」ということで三人は踊ることに。案外ノリノリなマヤメグに嬉しくなるココアですが今度は何かが足りないと呟いた千夜から「ココア監督、アレの許可を」という意見が出ます。アレと聞くと物騒な響きですがその正体は扉絵にも出ていた3匹兎パーカーでした。家庭科の授業で密かに作っていたらしいです。見事に似合いますよね三人とも。それぞれの組み合わせを見るとココアとチノ、千夜とメグ、シャロとマヤの先輩後輩の繋がりを感じて好きです。パーカーを着た三人は早速ときめきポポロンを踊り始めるのですが少しぎこちなさを感じます。そこに今度はスっとシャロが現れて「恥を捨てきれてないのよ」と指摘します。シャロも学校の帰りで三人も寒くてやる気が出ないんじゃない? と屋台で買ってきたホットのグレープジュースを差し入れします。しかしホットワインと勘違いした三人は雰囲気酔いしました。思い込みの力って偉大だなあ。勢いに乗った三人は意気揚々と踊り始めます。地味に撮影者がシャロに変わってるのが面白いです。高校生三人が登場してあと一人が登場しないわけがなくリゼが現れて早々「しかし何かが足りない。…そう、キレだ!」と指摘します。そしてリゼに疲れるぐらい扱かれて少し冷静になる三人が面白いです。そんな中、ココアは動画を見返しながら「チノちゃんは二人の前だといろんな表情をするんだね……」と悲しそうに漏らします。それを聞いたチノがココアの前でしかしない表情だと言って「ヤレヤレです」と嘲笑の表情をするのが可愛かったです。これはこれで遠慮のない感じが一種の姉妹らしさを出してていいと思いますね。ガッカリするココアにチノはこう声を掛けます。

「さぁ立ってください お姉ちゃんなら…」
「私たちが頑張ってるとこ しっかり撮ってくださいね」

この言葉にココアは言葉が出ないほど感極まってしまいます。リゼは「”お姉ちゃん”がそんなに嬉しいか?」と聞くとココアは「それもあるけど!」「あの3人が同じクラスで 本当によかったなぁって」と返しました。私はこのココアの言葉に今回の主題が凝縮されてると思います。チノもマヤもメグを互いに影響し合って成長した今の三人がいるわけでチマメ隊の友情は何物にも代え難いと強く感じました。その直後の「でも私は…これからも3人でたくさん”今だけ”を作れたら…いいです」というチノの言葉も良かったです。末永く三人の友情が続いてほしいと願うばかりです。最後の四コマのラビットハウスでチマメ隊PVの上映会してるのが良かったです。それを見て我に返って恥ずかしさ叫ぶチノで今回は終わりです。素晴らしい。

※今回は執筆するのが遅くなりどうびじゅまで手が回りませんでした。すみません。

5.その他読み切り等

今回から前から触れたかった読み切りやゲスト連載に数行で感想を書いていきます。

 1.ぼっち・ざ・ろっく

少し前に完結したきらりブックス迷走中! のはまじあき先生のゲスト連載第二話です。ひとりちゃんが虹霞ちゃんとリョウさんとバンドを組んで初ライブをする話でした。ライブデビューが段ボールの中っていうのは(黒)歴史に残りそうですね。引きこもりだったコミュ障でポジティブにネガティブなひとりちゃんと元気っ娘の虹霞ちゃん、クールな見た目で天然なリョウさんのスリーピースバンドの行方が気になります。連載にならないかなあ。 

 2.しろいぬシンドローム

しらたま先生による短期集中連載の第一話です。しらたま先生はピクシブで二次創作イラストを拝見したことがあるので存じています。ふわっとして柔らかそうな絵柄が特徴的ですね。内容はペットの犬が突然美少女化して主人公の女の子と一緒に暮らすお話です。犬は13歳だそうですが人間で換算すると結構高齢な気がするというツッコミは無粋ですよね。作品の見所である人間化した犬のしろちゃんは犬耳と尻尾が残っており随所の仕草にも犬の習性が人間とのギャップで可愛く描かれているのがいいです。あと地味に主人公の一人称が僕なんですよね。主人公がわざわざ僕っ娘なのは先生のこだわりなんでしょうかね。ともかくあと二話も楽しみです。 

 3.わたしたち遊んでます。

こちらは初登場の六九先生によるゲスト連載第一話です。この漫画は田舎の高校で陽キャを演じる三人の女の子のお話です。陽キャ陰キャ問題をネタに扱ってるのは時勢に乗ってる感じがして好きです。ただ話の方はテンポがあまり良いとは言えず滑っている箇所があるのが少し残念です。主人公の夏村さんがさいたま市出身で微妙に田舎な感じが出ているのと内藤の下りは面白かったです。大筋としては導入部だったのでどう話を展開するのか気になるところです。

 4.メスネコ輪廻

 最後は再登場のゆうひ先生によるゲスト連載?第一話です。購読し始めてから一年くらい経ちますが未だにきららMAXのシステムをしっかり理解してないので読み切りだったらすみません(終わり方的に続くと思うけど)。内容の方ですがオス猫が人間に転生したら去勢してたせいで女の子になってしまい、さらに猫時代に命を救ってくれた女の子と親戚という設定になり一緒に暮らすようになるというお話です。超変則的なTSものって印象を受けました。TS娘×女の百合?というのもマニアックでいいと思います。ピンポイントでここが良いという点は個人的にありませんが強いて挙げるなら尻尾掴まれた時のユキちゃんの反応が可愛かったです。次回も楽しみです。

 

ハクメイとミコチの魅力について紹介してみる。

 こんにちは、ぶちこです。
 今回は今期アニメが放送されるハクメイとミコチの魅力について簡単に紹介してみようと思います。元々アニメ化が決まる前から好きな作品だったのですが、つい先日放送された第一話の出来が予想以上に原作の雰囲気が再現されていて素晴らしかったので筆を執ることにしました。それでは本題に移っていきましょう。

 

1.個性的な登場人物たち

 まずこの作品の登場人物は基本的に小人・動物・虫で構成されていているところがとてもいいです。虫は端役が多くメインで描かれるのは主人公らのような小人や色んな動物たちなのですがレギュラーからモブまで強い個性を感じるキャラがたくさんいます。ボーイッシュでパワフルなハクメイ、料理や裁縫に長け如何にも女性的なミコチの主人公二人を始めとしてたくさん魅力的なキャラが存在します。そんな彼らが紡ぎ出す日常は見てて温かい気持ちになるでしょう。

2.丁寧に描き込まれた自然や街並み

 やはりファンタジーにおいて大切なことの一つに思わず見とれてしまう風景があると思います。作品としての毛色は異なりますが昨年の夏に放送されたメイドインアビスも美術には目を見張るものがありました。同様にハクメイとミコチも原作・アニメ共に美術が素晴らしいです。活き活きとした力強さを感じる森の背景や人々の活気に溢れ喧騒が今にも迫ってきそうな市場の街並みなど丁寧に描かれた世界は作品に確固たるリアリティを与えてくれます。

3.出てくる料理が美味しそう

 これは美術関係という点では前項と通ずるところがあるのですが、この作品に出てくる料理はどれも美味しそうなものばかりです。衣食住と言われてるように食事は生活に欠かせない重要なものです。また文化の一要素としても重要ですよね。日常を彩ってくれる料理は食欲をそそります。それと同時にこの世界の文化を料理を通じて感じることができると思います。

4.奥深さを感じる舞台設定

 個人的にはこれがハクメイとミコチの一番の魅力だと感じる部分です。作中では作品世界の設定には最低限の説明しかありません。一応単行本では本編の裏話や設定について触れたコラムがあるので舞台設定についてはもちろんかなり練られているのだと思います。ただ設定の全てが作品で語られることはないでしょう。しかし綿密な舞台設定は説明がなくとも様々な描写が裏付けとしてハッキリと語ってくれます。語らずとも舞台設定を強く感じさせてくれるのは優れた作品の条件の一つだと私は考えています。その点でハクメイとミコチはかなり質の高いファンタジーだと思います。

 5.まとめ

 如何だったでしょうか? この記事を通じてハクメイとミコチの魅力を少しでも伝えられたら嬉しいです。アニメを機にぜひ原作も購入して読んで頂ければと思います。アニメも完成度が高いので、ますますこれからが楽しみです。お読みいただきありがとうございました。おわり。

 

 

その豪快さこそ英雄の証。(アガルタ攻略雑記)

 あけましておめでとうございます、ぶちこです。今年もぼちぼち記事を更新していく予定なのでどうぞ宜しくお願いします。
 年明け最初の記事では良くも悪くも話題に事欠かないFGOについて書いていこうと思います。……とは言っても今回扱うのはタイトルの通りアガルタについてです。今日やっとクリアしたので戦闘とストーリーの二つに分けて感想を書いていきます。小難しい考察はありませんがネタバレはあるので注意してください(約半年前に実装されたストーリーにネタバレもクソもないかもしれませんが)。それとエンジョイ勢が書いた記事であることも留意して読んでいただけると助かります。

 アガルタ攻略(戦闘)

 アガルタの戦闘ですが12月に実装されたアビゲイルを運良く入手できたおかげで全体的にヌルゲーでした。もちろん実装当初にアビーはいないので当時は攻略が大変だったんだろうと思います。おそらくアガルタで苦戦する箇所といえばメガロス連戦、エルバサ戦、レジライ&メガロス戦、不夜キャス戦、フェニクス戦の五つだと思います。ガッツやブレイクゲージの仕様によって短期決戦に持ち込みにくいメガロス・エルバサは意外と大変なんじゃないかと思います。単体宝具のエルバサはともかくメガロスはチャージ攻撃が全体ですからね。またメガロスと組んでいるのがライダーというのも厄介だったと思います、私も終盤にクリティカルでフレマーリンを落とされました。不夜キャス戦ではそこそこのHPを持つ色んなクラスの雑魚エネミーが登場する混成戦でありアタッカーも狂か等倍で攻撃できる邪ンヌや巌窟王を採用した人が多かったと思います。アガルタのラスボスであるフェニクス戦も弱点を突ける讐や妥協案として狂を採用した人がほとんどだと思います。さらに魅了や即死も使ってくるのでかなり厄介でした(即死は喰らいませんでしたが)。
 そんな強敵揃いの特異点でしたがアビーマシュマーリンで全部何とかなりました。やったね。サポーターが強すぎるゲームなのでアタッカー以外は固定化されがちですがプレイしてて楽しけりゃいいんです。実際アビーで無双するのは楽しかったです。アガルタ未クリアだった自分にとってはこれらこそがアビー接待クエストだったように感じました。ぶっちゃけ戦闘に関して言いたかったのはこれだけです。

 

 アガルタ感想(真名バレあり)

 アガルタに関しては賛否両論ありますが個人的には面白かったです。男女観や生死観など扱っているテーマがかなり自分好みでした。また私は退廃的な世界観が好きなのでアガルタの話が性にあっていたのかもしれません。ただシリアスとギャグのバランスが悪い(選択肢やカルデア側の発言等)という点では興ざめしてしまうかもしれないと思います。私がアガルタで好きだったのは武則天コロンブス、シェヘラザード、フェルグスの四人でした。武則天は拷問を好む残酷な女帝でしたが弛まぬ努力で帝の座を手にし国の統治に尽力した誇り高き面もあってすごく好きでした、消滅直前の台詞はジーンと来てしまいました。コロンブスは目的のためには手段を選ばない清々しいほどのクズでしたが諦めなければ夢は叶うっていう一貫した姿勢は好きでしたね、画風も相まってフェイスレスを思い出さずにはいられませんでした。諦めなかった自分の部下に一糸報いられる展開はかなり熱かったです、アガルタで二番目に好きなシーンです。そして死を忌避する思想を持つシェヘラザードもキャラとしては好きでした。ロマンをdisしたのも彼女の病的な思想が視野を狭くさせた故の発言だと思うので受け入れられました。まあ彼女は悪役としてはカリスマもなく小物の部類ですがキャラは立っていたので評判ほど悪くなかったと思います。
 そして何より良かったのは叔父貴ですよ!終盤までは大きな活躍もなく目立たなかったフェルグスでしたが最後の最後であれほどの勇姿を見せてくれるとはさすがケルトの戦士だなと思いました。捉え方によっては不誠実だったり下品だったり男根思想たったりなど言われたりしますが、私は叔父貴が持つ豪快さはある意味誠実さの表れだと思います。死は逃れられないからこそ楽しく生きねばならない。その通りだと思います。まず自分が楽しく生きられること、それが人生において大切なことです。豪快に生を謳歌した叔父貴を見習って私も生きていけたらと思いました(今はまだニートですけどね)。
 1.5部はまだ剣豪とセイレムが残っているので二部が始まる春までにクリアしたいところです。てきとーに頑張ります。おわり。

 

 

 

絶望と仲良くなろう。(少女終末旅行)

 こんにちは、ぶちこです。
 私が今期で特に推していたアニメ少女終末旅行が最終回を迎えたので感想を書こうと思います。結論から言うと面白かったです。これまでに見てきた作品の中でも強く心に残った作品でした。

 まずはあらすじですがチトとユーリという二人の女の子が愛車ケッテンクラートに乗って文明が崩壊した都市を旅をするというお話です。いわゆる終末系に分類される作品ですね。放送前にこのタイトルを目にした時、私は電撃文庫から出版された「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」「世界の終わり、素晴らしき日々より」という二つの作品を連想しました。前者はタイトルしか知らず後者は読んだのがかなり前なので詳しいことは覚えていませんが、終末世界を旅するというテーマが共通していたので何となく思い出されたのでしょう。あと作品の雰囲気は全然違いますが二人の女の子にユルい絵柄という要素からキルミーベイベーも連想しました。これは放送当初に同じことを言ってる人が割といたと記憶しています。前書きはこの辺りで本編の感想を書いていこうと思います。

 『終末が日常だ。』というキャッチコピーに惹かれて見始めた今作でしたが文明が崩壊した世界をチトとユーリが旅をしながら色々な発見をするという展開がすごく好きで作品世界に没頭していきました。また主役が女の子二人なのでほのかな百合を期待したりとユルく見ていられました。しかし話が進むにつれて二人の生きる世界の厳しさを実感していくようになり、簡単な言葉で片付けられなくなっていきました。

 彼女らが生きる世界は既に崩壊している、つまりは全てが終わっていて後は文明の残滓が消費や風化によって失われるだけのものです。この世界では新たに何かが生み出されることはなくチトとユーリは終わった世界に残された食糧や物資で生きていくしかありません。彼女らの旅の終わりは全てを失ったそのときでしょう。物質的な限界がある以上、彼女らは緩やかに死に始めています。その救われぬ状況を絶望と形容せずに何と言いましょうか。そんな「少女終末旅行」の世界をはっきり理解したとき、私は放心状態になりました。どうしてそんな世界で彼女らは穏やかに生きられるのだろうと思わずにはいられませんでした。

 そこで飛び込んできたのはユーリの「絶望と仲良くなろうよ。」という言葉でした。それはどんな理不尽や不条理も受け入れるということ。チトとユーリの場合、それは世界そのものです。彼女らだって世界を選べるのならこんな世界を選ぶことはなかったでしょう。しかし子が親を選べないように生まれる時代を選ぶことは出来ません。不幸にも二人は世界の終わりに生まれ落ちてしまった。でもチトもユーリもそれを悲嘆することはありませんでした。崩壊した世界を受け入れて、その果てまで進んでいく。そんな二人のあり方こそ作品の根幹なのだと私は思います。
 またチトとユーリの関係は百合というよりも家族のようだと感じました。当たり前のように存在しているけど決して当たり前ではない掛け替えのないそれは、まるで家族愛のようです。二人が文字通りの運命共同体であることも私にこう感じさせる要因かもしれません。
 

 ここまで哲学紛いなことを書いてきましたが二人の少女の旅行記としても十分楽しむことができました。元々ファンタジー(これはSFだと思うけど)が好きなので巨大な廃墟都市をケッテンクラートで巡っていくのが見てて楽しかったです。ちなみに私が好きなお話は2話「風呂」「日記」7話「調理」8話「月光」9話「生命」12話「接続」です。ちょうど昨日放送された最終話(12話)の「接続」でカメラに収められていた世界の記憶がザッピングで流れたところが切なくて涙ぐんでしまいました。どのお話もシンプルですがクオリティが高く見応えがあったので最後まで楽しんで視聴できたので良かったです。

 ついに最終回を迎えたアニメ少女終末旅行ですが原作の方も1月に更新される話で完結するそうです。私も原作最新話を読んだのですが二人の旅ももう終わってしまうのかと考えると涙が出てきてしまいます。チトとユーリがどのような旅の終わりを迎えるのか気になるところですね。これほど素晴らしい作品に出会えて本当に良かったです。おわり。

まんがタイムきららMAX2018年2月号 感想【ネタバレ注意】

 こんにちは、ぶちこです。
 今日はきららMAX2月号の発売日なので早速感想を書いていこうと思います。今まではコマ単位で話を追いながらコメントする形式を取っていましたが、そうなると文章がかなり冗長になってしまうので今回からは細かすぎるコメントは無しでもっとシンプルに書いていきます。キャラの可愛さを余すところなく伝えられないのは辛いですが、それは本誌を読んで感じて頂ければと思います。
 今月号の表紙は知っての通りごちうさです。チャイナ娘のココ千夜シャロ良い……。三人の髪飾りがそれぞれティッピー、あんこ、ワイルドギースになってるのが可愛いです。また今月号には三ヶ月連続付録・第三弾のごちうさの両面B5クリアファイルが付いています。絵柄は単行本6巻に収録されている話の扉絵ですね、楽器を演奏する回とクリスマスパーティー回。後者は単行本だとモノクロになっているのでカラーで手元に置いておけるのは個人的に嬉しいです。もちろん未開封のまま保存。

それでは漫画の感想に移っていこうと思います。

1.ご注文はうさぎですか?

 扉絵は純白のドレスを来たシャロリゼです。触れたら壊れてしまいそうな繊細な美しさを感じます、特に胸元の模様が上品さを引き立てていますね。シャロの横にあるガラスの靴はシンデレラを想起させるもので今回のシャロにぴったりだなと思いました。
 今回はシャロがリゼの誘いでお嬢様学校の新年パーティーに行くお話でした。シャロの変化とリゼとの関係性がよく掘り下げられていて素晴らしい回です。 ココアと千夜にコーデしてもらい変身したシャロの姿はまさにシンデレラのようでした、御伽噺をモチーフにしたごちうさキャラのイラストでシャロがシンデレラを担当していたこともあり何とも感慨深いです。パーティー会場では以前リゼと部活巡りをした時のように吹き矢部を始めとしていろんな部活の人との交流を楽しむ中でシャロは自分にこの学校の魅力を教えてくれたリゼのことを想っていました。リゼがシャロに与えた影響の大きさを強く感じますね。しかしシャロが当のリゼに会うことも出来ないままでした。これじゃあ先輩との思い出を作れないと涙ぐむシャロの元に、会場でウェルカムドリンクを配っていた変な兎の着ぐるみが現れます。シャロはその中身がずっと会場に潜入したココアだと思っていましたが実際に着ぐるみの中にいたのはリゼでした。運命の再会みたいな感じでちょっと童話っぽいと思いました(そうでもないかな?)。リゼに対して強気なことを言うシャロがちょっと新鮮でした。こういったやり取りが出来るのもシャロとリゼの距離が縮まった証でしょう。あとセットした髪が爆発してしまって魔法が解けた気分だと言ったシャロに対して

「解けてないよ! そのままでかわいいし これからパーティーの思い出一緒に作るんだろ?」というリゼの台詞がとても良かったです。すごく素敵なお話でした。ところで今回そこそこ目立っていた吹き矢部長はリゼと同じ学部に進学するらしいので、もしかするとこの先準レギュラーに昇格するかもしれませんね。次回も楽しみです。それとこの話を読んだ後に4巻の部活巡りの話を読むとより楽しめると思うので読み返してみるといいですよ。

2.きんいろモザイク

 扉絵はエプロン姿のしのアリでした。しのはターナーを、アリスはフライパンを手に持っています。こんな可愛い女の子に料理を作ってもらいたい人生でした。
 今回は両親が旅行に出掛けて不在の大宮家でアリスやしのがマムの代わりをしようと頑張る話です。いつもに増してギャグ成分マシマシだと思います。ツッコミどころ満載でツッコミが追いつきません。初っ端から「だらしないよイサミ!」とアリスに二度寝しようとしているところを諭された勇が「だらしなイサミ……」とギャグを飛ばしていて笑いました。何やかんやでマムの代わりを務めることになったアリスが寝坊してるしのを起こしに行くのですが「特に優しいところが(アリスマムに)そっくりです。優しいアリスマムなら二度寝も許してくれそうです」としのに上手いことを言われて「もうっ仕方ないな。5分だけだよ」と許してしまうアリスの甘甘っぷりは安定ですね。その様子を見た勇はしのにニートになるわよ!」と忠告しました。ニートの意味がよく分からないしののために勇がアリスに説明させるのですが、あまりに流暢な英語で聞き取れなかったのか勇も「え?」と漏らしていたのもツボです。この次のシーンが別のあるシーンと並んで一番面白かったと思います。それがこちら。

「お姉ちゃんが心配してくれるのは嬉しいです。でも大丈夫ですよ」

「将来必ず海外で活躍し名を残す日本人になりますから!」

「その自信はどこから!?」

「ポジティブな所がケセラセラシノブの長所だよ!」

「誰そいつ」

きんモザは時折シュールなボケをかましてくるので大好きです。ケセラセラシノブとかいう圧倒的パワーワード
 勇にしっかりしなさいと言われたしのが今度はマムの代わりをすることになります。そこにちょうど良くカレンが窓から登場し娘役を志願します。去年も一昨年もカレンは夏休みは大宮家に結構入り浸っていたので神出鬼没でも不思議ではないですが「どう見ても泥棒役だよね……」とアリスにマジレスされてました。そんな感じで家事をこなすしのですが服飾が得意なだけあって家事もお手の物ですね。勇が言ってたけどマジで家政婦に向いているかもしれない……。そして昼食を終え勉強合宿(という名の旅行)に向けて付き添いの勇含めた四人で買い物に行きます。水着売り場で大胆な水着をアリスに勧めるカレンに「そんな大人っぽい水着マムの私が許しませんよ!!」マジおこしてました。「親バカデス!」とカレンの言うとおりです。一方で実は同じ水着売り場には陽子と綾がいました。綾が水着を選んでいる途中でしたが、三年の夏なのにめっちゃウキウキだな!と思ったのはきっと私だけでしょう。それはいいとして。そこで陽子と綾は偶然にもしのと勇を目撃します。勇がしのをママと呼び水着をねだるところを。案件だこれ。

「ママ……!? 勇姉 暑さでおかしくなったのかな」

「み……見なかったことにしましょう!」

と二人に言われる始末。それを知らぬまま勇たちは買い物を終え帰宅しました。その後カレンがお泊まり会をやると言って夜更しして、次の日に両親が帰ってくるまでアリス以外は眠りほうけていたのでしのマムの説教を受けておわり。アリスも言ってましたが本物のマムは違いますね。ちなみに後日談で綾が勇を見て何を思ったのか大宮家に来て

「その甘えたい願望叶えてあげたいっ。今日から私をママと呼んで!!」

「どうしたの急に」

というオチで今度こそおわりです。このシーンがケセラセラシノブと並んで面白かったです。早く合宿回を見たいところですね。あと編集さんのコメントがシンプルに面白かったです。

3.タベモノガタリ

 扉絵は今回のテーマである食パン(かじりかけ)を持ったサラっちょです。普段デフォルメした絵が中心だったこともあり気づかなかったのですが結構巨乳ですね。フランス仕込みでしょうか。
 話は昼食にみかんが一斤まるごと食パンを持ってきたところから始まります。毎度のこと反応の薄いみやこに対して食パンの素晴らしさを熱弁します。”正式名称知らないあるある”でおなじみのあれ(袋留めるやつ)の正式名称何なんですかね、考えてみたら私は知りませんでした。さて食パンを見てシンプルゆえに食べ型を試されそうだと語る師匠サラ。それに同意するみかんにみやこが普通に食ってんじゃんとツッコむと

「みやちゃんが……自分から"食べ型"を見たがるなんて……!!」

「ついに門前の小僧が住職への道を……!」

と二人が感動します。いやそんな訳ないんですけどね。地味に前回の小ネタが今回に繋がっているのが好きです。
 ここから食べ型の考察が始まります。

わらしべ長者・・・究極の食べ型と称してみやこの弁当と食パン一枚を交換しようとしていましたが「"不平等条約"の間違いだろ?おん?」とキレられてました。このコントの雰囲気も良いです。”食べ型”とは同じ条件のものを如何に楽しんで食べて満足感を得られるかというものだと真理を語るサラがおすすめしたのは、

②レンチン・・・まんまレンジでチンするだけです。サラの説明を見るに割と美味しそうです。が、教室に電子レンジがないため今は出来ず。

ということで一縷の望みを持って購買部に行きます。そこで登場する購買部の経営者でみかんの実姉であるももこ(以下ももねえ)ですがデコが集中線でドアップされててメッチャ笑いました。前回の鼻からカラメルといい扱いが残念です、だから面白いんですけど。肝心の電子レンジですがそもそも購買に電子レンジが必要な商品が置いてないため、ありませんでした。気を取り直して食パンの食べ型について考える一同ですが、ももねえの一言でみかんは小学生の頃にやっていた食パンの食べ型を思い出します。

サイコロ携帯口糧(レーション)・・・これは食パンをくり抜いてそれを九等分にしたものを立方体にして食べる食べ型らしいです。ここまで大それてはいませんが私も似たような食べ型を小学生の頃にやったことあります。みかんが言うには立方体にしたパンをレーションやら何やらに見立てて食べて遊んでたらしいです。想像力のなせる技ですね。流石のサラも結構面食らってて笑いました。そして意外なことに小学生の頃はみかんよりもみやこがこの食べ型にハマっていたらしいです。パンをドラ○ンボールの仙豆に見立てて遊んでるのは面白かったです。今もサバサバした雰囲気はありますが昔は結構ボーイッシュな子だったんですね。そんな黒歴史をみかんとももねえに追及された果てにみやこが壊れました。煽ってたみかんは暴走したみやこがひっくり返したコタツの下敷きになりました。因果応報。南無。
 昔の思い出(黒歴史)について話すみかん達を見て、サラは自分にはみかんとみやことの思い出が全然ないと少し寂しそうにします。そんなサラにみかんは「これから三人の歴史を刻みまくっていこうよ!」と励ましイイハナシダナーという感じで締まるのですが、ナチュラルにハブられたももねえが端っこで落ち込んでいたのが可哀そうだったけど面白かったです。ラストはみやこがみかんやサラのノリに合わせようとしたら、みかんに煽られてキレて終わりました。
 今回も上質なコメディが読めてよかったです。数あるきらら作品の中でも一番日常している気がします。次回が待ち遠しいです。

4.どうして私が美術科に!?

 扉絵は体育祭でリレーをしている桃音、蒼、紫苑が描かれていました。ちょうどバトンを渡される場面だと思います。ぴょんぴょん跳ねながらランナーを呼んでる蒼が躍動感あって好きです。
 今回の話は扉絵で分かる通り体育祭のお話です。体育祭は美術科に所属する桃音たちがあまり関わりのない普通科の生徒と交流する数少ないイベントということもあり、美術科と普通科のギャップがコミカルに描かれていて面白かったです。
 この体育祭で美術家の生徒が出る競技は騎馬戦、美術科全員リレー、走りお絵描きの三つです。最後のやつだけ発想がぶっ飛んでると思いますね。座って描けよ……という黄奈子のツッコミはもっともです。あまり運動が好きそうじゃない桃音、黄奈子とは対照に7組で紅組のすいにゃん先輩、8組で白組の蒼と紫苑は割とノリノリです。特に紫苑は一人選手宣誓ごっこするぐらいノってます。

「宣誓ー! 我々選手一同は! スポーツマンシップ乗り込み!(モブ)「今乗船した?」「乗船したね」

 このシュールな流れがとても良いです。ちなみにすいにゃん先輩以外の7組生徒は準備運動の時点で身体がプルプル震えてました、皆インドアなんですね。 
 体育祭がスタートして美術科生の最初の種目である騎馬戦の番が来ます。すいにゃん先輩の騎馬は桃音や黄奈子が馬になっていますが、全力で帽子を取りたい先輩一人対全力で逃げたい馬三人で見事に思いが割れていました。その言葉に違うことなくすいにゃん先輩の騎馬は馬の意思であさっての方向に逃げていきました。騎馬戦は白組が勝ちました。
 次の種目は走りお絵描きというナニコレ珍百景デビューできそうな珍妙な競技で紙に書いてあるお題で即興で絵を描いて持っていくものらしいのですが、こだわりの強い芸術科生たちは出来に満足できず棄権することが多いらしいです。何だこれ。そんな中で桃音はくろえちゃんと書かれた紙を取ってしまい玄恵先生の絵を描くことになってしまいました。何とか妥協して書き終わり提出できたので紅組が勝ちました。
 美術科リレー控える午後の部の前にお昼休憩ということで皆でお弁当タイムです。蒼だけ三段積みのタッパーを持ってきてましたが、箱の間に挟まっていた蒼母から紫苑へ向けたメッセージが色々見越した内容になってて母親ってすげえなあと思いました。「おにぎりが出る」って表現も蒼っぽくて流石としか。それと美術科リレーは見世物競技だお!って皆を怖がらせるような悪い顔で言うところが好きです、可愛いです。
 そして休憩が終わりやっと美術科リレーと行きたいところですが、その前にエキシビジョン競技の先生リレーが行われました。ジャージの似合う玄恵先生が体力がなく、めっちゃガーリーな白雪先生が瞬足というのも意外で面白いです。でも言われてみれば速くてもおかしくはない気も……。
 いよいよ待ちに待った美術科リレーですが紅組のアンカーはなんと黄奈子でした。聞くと短距離は速いらしいですがスタミナが極端にないらしく100m走りきらないうちに転んで拗ねてました。トラックでバトンを待つ黄奈子を見てコラ画像みたいだと言うすいにゃん先輩は結構ハイセンスだと思います。それと今更ですけどおさげな黄奈子すごく可愛いです。めっちゃ好み。
最終的に体育祭に優勝したのは白組でした。負けた紅組の担任、玄恵先生は逆に労いの言葉を掛けられて泣いてるところが良かったです。厳しく接してると思ってた先生と厳しいと思ったことがない生徒の図は微笑ましいです。ちなみに予定調和のように蒼はおにぎりをトイレに戻しに行きました。次回も楽しみです。

5.こみっくがーるず

※追記

12月27日まで単行本3巻が未読だったため翼のお嬢様設定が既出であることを把握していませんでした、すみません。今後は出来るだけこういったことが無いように気をつけます。

 

 扉絵は幼い頃の琉姫と翼でした。琉姫は割と今と近いイメージでしたが翼が本意ではないとはいえワイルドとは真逆を行くお嬢様だったことに衝撃を受けました。それとカラーの淡い色調がノスタルジックな回想っぽくて大好きです。
 今回は琉姫と翼の回想のお話でした。大人っぽい雰囲気のために可愛いものを好きだと言えない琉姫カッコいい漫画が好きだけど裕福な家柄で女の子らしくいなきゃいけない翼、イマイチ周りに馴染めない二人に共通していたのは絵が好きなことでした。方向性は違えど同じ趣味を持つ者として意気投合した二人は一緒に絵や漫画を描くようになりました。幼き日の美姫が翼に敵対心丸出しだったのがちょっと面白かったです。そのヤキモチがまだ今も根として残っているのは課題ですけど。
 二人が友達になってから月日が経ったある日、翼は琉姫に出版社へ漫画を持ち込みするからインクやトーンを買いに行きたいと話します。が、絵を描くのは好きでも漫画の知識はまだあまりなかったようで琉姫はよく分からず混乱してました。可愛いです。
 琉姫は子どもでも漫画家になれることに驚きますが勝手が分かっている翼は「おもしろいもの描ければ年なんて関係ないんだよ」と言います。実際それが実現できるかは別として真理ではありますよね。ただこれを本気で思ってる人はあまりいないんじゃないかと思います。たぶん本心でこう言ってのける人っていうのは成功できる人なのでしょう。「私も早く楽しませる側になりたい。待ちきれない」っていう言葉に琉姫も「(つー…つーちゃん…かっこいい…!!)」と思っていましたが、ホントにかっこいいです。そんな翼に影響され琉姫も本格的に漫画を描くことを決意しました。翼に姉を取られっぱなしの美姫が少し可哀そうです。
  お互いに助け合いながら漫画を描いて持ち込むまでの様子がすごく愛おしいです。この二人の強い絆が心に響きました。互いが互いを必要としている関係が危うさを感じさせつつも好きです。
 さて持ち込みの結果はというと、まず翼はその実力を評価され担当がついてデビューを目指すことになりました。良いスタートを切れて良かったです。しかし琉姫の方は実力は評価されつつも子供向けな絵ではないため大人向けの他誌なら担当をつけられると言われるのですが琉姫自身は結論を出せず保留させてもらうことに。翼も琉姫には好きなものを描いてほしいし急いでデビューしなくても漫画は一緒に描けるからと再スタートすることに。
 しかし現実はそう上手くは行かずある事件が起こりました。ついに雑誌に作品が掲載されることになった翼でしたが、母親に漫画を描いてばかりだと怒られてしまい習い事や勉強の時間を無理やり増やされてしまいます。その時、翼が持っているチラシが琉姫の目に入り、尋ねてみるとそれは翼が担当の人から勧められた漫画家寮のチラシでした。ただ本人は親に許してもらえるとは思えないし何より琉姫と一緒に寮に行けないからと行くつもりはありませんでした。
 その後反発して髪を短く切って現在のような髪型に。ちなみにその時にキャラとシンクロして階段からジャンプしたら転んで怪我を作ったらしいです、本当にワイルドだなあ……。でも髪を切ったからと言って状況が好転するわけではなく翼は漫画の執筆や勉強、習い事全てをこなすハードな生活を送ります。弱音一つ吐かずにそれをこなしていく翼ですが、琉姫はある帰りのバスの中で隣に寝ている翼を見て「(つーちゃん…ちゃんと…まんが描いてて楽しい?)」と心の中で問いかけてしまいます。琉姫は自分の存在も翼に負担をかけていると思っているのでしょう。本当はもっと良い環境で漫画を描けるはずなのに……と言ったところだと思います。そこで琉姫は思い切って翼と一緒に漫画家寮に入りたいと翼の母を説得します。最初はダメだと言った母でしたが琉姫の並ならぬ熱意に気圧され許可をもらえました。突然のことで状況が掴めず驚いていた翼は琉姫にこう言います。

「ちょっと るっきー、寮ってなんのこと。るっきーは入れないでしょ」

「私ね、やっぱり紹介してもらった雑誌でがんばってみることにしたの」

「え……」

「ずっと足ぶみしてるより絶対いい経験になるし、それに」

「つーちゃんといっしょがいいから!」

というやり取りを経て二人は入寮することになります。おそらくもう一話、回想編が続いて本編に戻るのではないかなと思います。今回の話は強い熱を感じつつもどこか切なく、かなり心に響きました。次回が楽しみです。

 

結構長くなってしまったので今月号の感想はこの辺りで終わろうと思います。冒頭でシンプルに書くと言っていたのに思った以上に長くなってしまいました。ただ長いことは悪いと思ってないので中身が冗長にならないよう精進していこうと思います。後日、今月号の読み切りの感想を別記事であげるかもしれないので宜しくお願いします。おわり。